自分のブログに最適なネタを記事にできるように、キーワード選定のやり方を詳しく知りたい。
よりSEOで効果が現れやすいキーワード選定のやり方と、選定後の注意点も併せて知りたい。
キーワード選定は、ブログに本格的に取り組む上で絶対に欠かすことができない作業の1つです。
ブログのSEO対策や収入といった点で差がつくのは、このキーワード選定の精度が要因と言っても過言ではありません。
この記事では誰でも取り組むことができ、より効果が得られやすいキーワード選定のやり方を4つのステップに分けて紹介していきます。
- 自分のブログに最適なキーワードを発見したい
- どのキーワードから攻略すべきか知りたい
- 少しでも早く成果が出るようにしたい
- 選定後の注意点について知りたい
上記のように考えている方は、より力を入れて正しいキーワード選定に取り組んでいきましょう。
キーワード選定のやり方【4ステップ】
より効果的なキーワード選定をするための手順は、以下の4ステップ。
- 方向性の決定
- 関連するワードのピックアップ
- サジェストを拾い検索ボリュームを調べる
- キーワードの取捨選択
それぞれ順を追って説明していきます。
1・方向性の決定
まず前提として、ブログの方向性を決めておく必要があります。
あらかじめ以下の2つはキーワード選定の前に決めておきましょう。
- ブログ全体のペルソナ
- ターゲット
あなたのブログが誰にどんな役割を果たすのかによって、キーワードの重要性や、必要なキーワードが変わってきます。
例えばブログのノウハウ的なブログでも、
- すでに始めている人のみ対象にする
- まだ始めていない人も対象にする
ターゲットの違いで、必要なキーワードというのは変わってきます。
まだ始めていない人も含めて対象にするなら、ブログのノウハウだけでなく、ブログのメリットといった始めるきっかけとなるキーワードも必要ということ。
効果的なキーワード選定を行うためにも、ブログが果たす役割やターゲットはより明確に設定しておきましょう。
2・関連するワードをピックアップ
自分のブログの方向性が決まったら、関係するワードをピックアップしていきます。
深く考えず、思い浮かんだワードをひたすら集めましょう。
例えばブログに関係するワードなら、
- ライティング
- webライティング
- SEO
- WordPress
- 無料ブログ
- サーチコンソール
- webマーケティング
- キーワード選定
- アイキャッチ
- ドメインパワー、、、
このように思い付く限りのワードを集めていきます。
細かいワードというより、親キーワードを探していきましょう。
その際、あんまり関係がなさそうなキーワードでも、残しておくのがポイント。
発見したキーワードは、スプレッドシートなどにまとめておきましょう。
もしなかなか見つからない場合には、
などを利用してみましょう。
知恵袋で言えば、質問や回答の中から自分が知らなかったワードを、目にする機会があるかもしれません。
3・サジェストを拾い検索ボリュームを調べる
自分のブログに関連するワードをピックアップしたら、見つけたワードのサジェストと、その検索ボリュームを調べていきます。
- 関連ワードのサジェストを取得
- サジェストの検索ボリュームをキーワードプランナーで取得
- サジェストとその検索ボリュームをスプレッドシートに抽出
具体的な手順は上記の通り。
この手順を思い付いたワード全てに対して行っていきます。
まずサジェストを調べるには、「ラッコキーワード」というツールを利用します。
このように検索窓にワードを入力することで、サジェストを一括で取得することができます。
右上にある「全キーワードをコピー」をクリックし、キーワードをコピーしたら、「キーワードプランナー」を利用し検索ボリュームを調べていきます。
検索ボリュームを調べるまでの手順は以下の通り。
- Google広告を開く
- ツールと設定を選択
- キーワードプランナーを選択
- 検索のボリュームと予測のデーターを確認するを選択
- 全サジェストを貼り付けて開始を選択
- 過去のプラン指標のスプレッドシートを選択しダウンロード
まずはGoogle広告を開き、「ツールと設定」を選択。
そこから「キーワードプランナー」を開きます。
キーワードプランナーを開いたら、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択。
先ほど取得したサジェストをキーワードプランナーに貼り付けて、「開始する」を押し検索ボリュームを調べます。
「開始する」を押すと、貼り付けたサジェストの検索ボリュームを一覧で確認することができます。
広告を実際に運用していない場合には、検索ボリュームの数値が100〜1000というように、ざっくりな数値となってしまいます。
調べたサジェストと検索ボリュームは、右上のアイコンからスプレッドシートに抽出できます。
「過去のプランの指標」をスプレッドシートにダウンロードしましょう。
4・キーワードの取捨選択
サジェストと検索ボリュームをスプレッドシートに抽出したら、キーワードの取捨選択をしていきます。
実際に抽出した「ブログ」のサジェストは以下の通り。
D列の数値が検索ボリュームの数値となります。
それ以外の不要な行や列があると見にくいので、あらかじめ消してしまいましょう。
取捨選択するときには、
- 検索ボリュームの少ないもの
- 同じ検索意図のキーワード
- 自分のブログに必要のないもの
上記3つの基準に当てはまるキーワードを、積極的に削除していきます。
検索ボリュームは100未満が目安
検索ボリュームは、0(数値がないもの)〜100未満を目安に消していきましょう。
あまりに検索ボリュームが少ないキーワードを記事にしても、ほとんど集客が見込めません。
検索順位のクリック率は1位表示された場合でも高くて30%ほどなので、月間100ボリュームのキーワードだと、30ほどしかアクセスが見込めないことになります。
とはいえ成果に近いキーワードや自分のブログにとって必要なキーワードは、検索ボリュームが少なくても記事にするのがオススメです。
同じ検索意図のキーワードに注意
例えば「ブログ 0アクセス」と「ブログ 0pv」というキーワードのように、異なるキーワードでも同じ検索意図をもつものがあります。
そういったキーワードは検索ボリュームが少ない方を削除するか、わかりやすくまとめておきましょう。
もし同じような検索意図を持つキーワードを別々で記事にした場合、カニバリゼーション(共食いの意味)を引き起こし、評価されにくくなってしまいます。
SEO的にマイナスになる危険性が高いので注意しましょう。
自分のブログに必要のないものは削除
先ほどのスプレッドシートの画像を見ると、「9ヶ月 赤ちゃん ブログ」や「zozo ブログ」のように、明らかに必要ないキーワードがあるはず。
関係ないキーワードを記事にする意味はないので消してしまいましょう。
正確に取捨選択するために、ステップ1にてブログの方向性を明確に定めることが大切になります。
取捨選択が終わり次第まとめていく
キーワードの取捨選択が終わったら、1つのスプレッドシートにまとめていきます。
先にまとめてから取捨選択しても構いません。
キーワードマップの作成メリット
ここまででキーワード選定は終了となります。
もちろんこのまま執筆作業に移っても構いませんが、キーワードマップも併せて作成しておくのがオススメ。
作成することで、より効果的に記事を積み重ねることができます。
こちらがマインドマップを利用したキーワードマップになりますが、このマップを作成することで、
- キーワード同士の繋がりを可視化
- 適切な内部リンクの構築
これら2点で大きなメリットがあります。
キーワード同士の繋がりを可視化
キーワードマップで繋がりを見ると、大きなキーワードを起点に、ディレクトリ構造(階層構造)となっているのがわかりますよね。
この構造はブログ自体の構造にそのままリンクするのでとても大切。
例えばブログの始め方に関して記事にする場合、その下の階層を見てみると、
これらのキーワードがあります。
下の階層のキーワードを見ると、他にどんな関心があるかを知ることができ、記事の網羅性を高めるきっかけになります。
SEO対策において、網羅性は大切な要素の1つ。
適切な内部リンクの構築
上記に加えて、キーワード同士の繋がりを可視化することは、適切な内部リンクを構築する助けにもなります。
繋がりが可視化されているので、記事にしたキーワードと関連が深いキーワードを、内部リンクで繋げていくことができます。
内部リンクを適切に構築していくことは、SEO的にもとても重要で、ブログの成果が大きく変わってきます。
より重要な記事にうまく内部リンクを流すことは、その記事の順位を上げる助けになるでしょう。
オススメのマインドマップ
マインドマップは、以下のサービスがオススメ。
いずれも利用者が多いので、安心して利用できます。
ちなみに私が利用しているマインドマップは、「MindNode」というマインドマップで、キーワードが多くても動きが遅くなりにくいのでオススメ。
他のマインドマップも利用してみましたが、他のはキーワードが増えるにつれて、どうしても動きがもっさりしてしまいました。
マインドマップは、キーワードマップの作成以外にも、アイデアをまとめる上で便利なので利用してみましょう。
攻略するキーワードの優先順位を決定する方法
キーワード選定が終了したら、選定したキーワードをもとに記事にしていきます。
しかしながらキーワードがたくさんある場合には、どのキーワードから攻めればいいかわからない人も多いはず。
ここからは、どのように記事にしていくのかについて紹介していきます。
記事を書く上で指標となるのが、
- 市場規模
- 競合の強さ
- 得意分野
上記3つの視点。
これらの視点が重なっているところが、優先的に攻略すべきキーワードとなります。
市場規模
ブログは読んでもらわない限りは何も始まらないので、当然需要が多いキーワードを優先すべきです。
もし複数のキーワードでどれから書けばいいか悩んだら、とりあえず需要が多いキーワードから書いてみましょう。
競合の強さ
少しでも上位で表示されるためにも、競合の強さを知ることは必須です。
1位と2位でもクリック率に大きな差があり、2ページ以降に表示される場合には、ほとんどクリックされなくなります。
ボリュームが多いキーワードを優先して記事にしていくべきですが、ボリュームが多いということは当然ライバルも多いということ。
特に始めたばかりのブログでは、競合が多いキーワードで上位表示させるのは至難の業ですので、事前に競合の強さを確認しましょう。
競合の強さは、選んだキーワードで検索してみることでわかります。
選んだキーワードで上位表示されているサイトを上から順番に確認してみましょう。
その際、
- 独自性がない記事
- 検索ニーズとかけ離れた記事
こういった記事が多く上位表示されている場合は、狙い目のキーワードとなります。
逆に情報量・網羅性ともに優れている記事が多い場合、現段階では記事にすべきキーワードではありません。
なるべく早く結果を出すためにも、他のキーワードから攻略しましょう。
なんとなく競合以上の記事は書けないと感じた場合にも避けるのが無難。
もし自分で判断がつけにくい場合には、「Mozbar」というツールを利用することで、競合の強さを数値として可視化することができます。
サイト自体の強さを客観的な数値として確認できるので、より正確に競合を調べたい方にはオススメ。
得意分野
これまで紹介した2つの軸に併せて、自分のブログ独自の強みが活かせるキーワードならば、積極的に挑戦するべきです。
例えば、
- 誰よりも詳しいこと
- 実際に経験していること
このような競合にはない自分独自の強みに着目してみましょう。
SEOは独自性が大切なので、質の高いオリジナルコンテンツが作れれば、上位を取りやすくなります。
ロングテールキーワードから攻める
上記を踏まえた上でブログ初心者に適しているのが、ロングテールキーワードから攻めていくことです。
ロングテールキーワードは、
- 2〜3の複合語
- 検索ボリュームが少ない
上記の特徴を持つキーワードのこと。
ロングテールキーワードは、検索ボリューム自体は少ないが、その分競合が少なく比較的上位を取りやすいです。
また、複合語であるため検索ニーズがよりはっきりしており、成果まで近いことも特徴。
例えば「ブログ」という単体のキーワードなら、さまざまな検索ニーズが思い浮かぶはず。
- ブログの始め方
- ブログの書き方
- 芸能人のブログ
- オススメのブログサービスなど、、、
このように多くの検索ニーズが思いつくキーワードだと、読者がどのニーズを求めているのか、判断がつくにくいですよね。
しかし「ブログ 始め方」というキーワードであった場合、読者はブログに始め方に関する内容を求めているとすぐわかるはず。
検索ニーズがはっきりとわかるので、どの内容を記事に書けばいいかがすぐにわかるので、初心者でも書きやすくなります。
キーワード選定後の注意点
キーワード選定の方法については以上になります。
最後にキーワード選定後の注意点についてまとめたので、記事の作成に移る前に確認しておきましょう。
注意点は以下の4点。
- 1記事1キーワードで記事にする
- 定期的にキーワードを見直す
- 思いついたキーワードはその都度確認
- 記事を書いたら順位チェック
1・1記事1キーワードで記事にする
キーワードを記事にする際は、1記事1キーワードが鉄則です。
同じキーワードで複数の記事を書いてしまうと、カニバリゼーション(評価の共食い)を起こすきっかけとなり、ブログの評価が下がる原因に。
もし同じようなキーワードで記事を書く場合には、検索ニーズをずらす工夫が必要になります。
先ほどの「ブログ」を例に考えると、「始め方」と「書き方」でずらすようなイメージ。
とはいえ始めたばかりのうちはニーズを正確に捉えることが難しいため、できる限り1記事1キーワードで書くようにしましょう。
2・定期的にキーワードを見直す
キーワード選定は1度やったらそれで終わりではありません。
時期や状況によって、重要なキーワードは変わってくるため、定期的なキーワードの見直しが必要です。
特に新しいキーワードは大きなビジネスチャンスでもあるので、見逃さないようにしましょう。
具体的には数ヶ月に1回は見直すのがオススメ。
3・思いついたキーワードはその都度確認
キーワードの見直しにも関係することですが、何かの機会で思いついたキーワードは、ストックしたり確認するようにしましょう。
新たな読者を集客するきっかけや、思わぬ成果をもたらしてくれるかもしれません。
その際、すでに選定しているキーワードとの被りがないかは、必ずチェックするようにしましょう。
4・記事を書いたら順位チェック
もちろんただ選定したキーワードをもとに記事を書くだけでもいけません。
狙ったキーワードで上位が取れているか、記事を書いたら必ず順位をチェックしましょう。
順位を確認しないと、どのキーワードでリライトが必要なのか把握することができません。
記事作成から数ヶ月後に正確な順位がわかるので、順位が低かったらしっかりとリライトしていきましょう。
まとめ・キーワード選定はブログの基礎
ここまでがブログのスタートラインとなり、ここから選定したキーワードをもとに記事を書いていくことになります
キーワード選定は、ブログの基礎となることで、キーワード選定がブログの成果を分けるといっても過言ではありません。
正しいキーワード選定なくして成長できませんので、しっかりとキーワード選定ができていない人は、何よりも先ずはキーワード選定に取り組みましょう。
コメント